12月になりました。今年もラストスパートですが、焦っても上手く行かないので落ち着いて過ごしたいと思います。
以前、何回か書き込んだ長崎県在住の24歳の青年さんに久しぶりに電話しました。HKT48のコンサートやAKB48の総選挙に一緒に行った仲で、太良の山田果樹園で知り合いました。諫早の農業生産法人で休みもままならない厳しい仕事をしていますが元気そうでした。
彼とは気が合い遊びに行って楽しかっただけでは勿論なく、助け合って作業をしていました。一番記憶に残っているのは本来のミカンの収穫作業ではありませんが、新しくミカンの木を植える為、山の斜面の荒れ地を開墾した事です。山田さんから、「ここたい」と見せられた土地を見て思わず顔を見合わせました。石ころだらけ、所々に二人でも持てない様な大きな石が埋まっているのです。とにかく地面を這いずり回って石を拾い、埋まった大きいのは掘り出して皆で運び、その後耕運機で整地するという手順の繰り返しです。必死でやっているうちにどんどん畑の様になって日が暮れる頃には先代のお父さんが、「もう直ぐにでも木を植えてよかたい」と驚く程になりました。
たった一日の作業でしたが、きっと忘れないだろうなあと思いました。先日、久しぶりに見たら苗木が植えてあって、あの日の青年さんの笑顔が鮮やかに蘇りました。