初夏のような気候も過ぎ、一雨毎に春爛漫になるパターンに戻ったようです。

仕事で訪問したお家に別のお客さんがありました。ご主人が玄関先で応対していましたが、会話はよく聞こえました。要約すると、来たのは新聞配達員の方で誤って近くの田んぼに落ちてしまい、バイクを引き上げる際に少し荒らしてしまったので所有者の人に謝りに来た、ということでした。確かにその日の朝は強い雨でした。私も経験者なので分かりますが、この辺りは殆ど街灯がなく普段でも視界が悪く、その度合いは雨が降ると数段上がります。予想通り、ご主人は、「わざわざそがんことで来てもらわんでも。ケガとかなかったね」と声を掛けていました。丁寧な行いに感心し、「自分もやっていたので苦労が・・・」と言い掛けましたが。これからも用心して頑張って下さい。

21日で全てのまん延防止等重点措置が解除されるという総理大臣の記者会見をやっていました。驚きましたが、第６波での被害の様子や政府の責任について触れていませんでした。余り重症化しないという受け止めの雰囲気があるようにも感じますが、亡くなった人は８２００人以上で第５波の３倍近くです。基礎疾患のある方に特に怖く亡くなる場合も多いようです。専門家からは、高齢者へのワクチン３回目接種の遅れなどが指摘されています。私の入院中の母親も三回目はまだです。

父親が、その母親の写真が入ったアルバムを出してきて見ていました。東京の弟に聞かれたことのついでだと言っていましたが。昔のあまり写りのよくない白黒写真の中に、私を抱いた若い頃のものもありました。久しぶりに見たので感慨深かったです。感染拡大の責任を指摘されて、「亡くなっているのは高齢者が多い」と言った政治家がいると聞きました。真意は本人にしか分かりませんが、高齢者を軽んじることは、その人が大事にしたものも軽んじることになることは間違いありません。